誰でもすぐに始められて、テクニックも要らないサビキ釣り!今も昔もファミリーフィッシングや初心者に大人気で、堤防や海釣り施設ではたくさんの釣り人がサビキを楽しんでいます。
今回は、そんなお手軽簡単な釣り代表のサビキ釣りを徹底解説します。釣れる魚やシーズンから、釣果をあげるコツ、必要なものなどを紹介。
また、関東で、サビキ釣りができる海釣り公園や施設も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
うちの子はサビキ釣り大好きなので、毎回1竿はサビキ専用に!
サビキ釣りとは?
サビキ釣りは、海に撒いたコマセ(アミエビなどの寄せ餌)に擬餌バリ(エビなどを真似た擬似エサが付いたハリ)を紛れ込ませて魚を釣る方法です。

基本的に、
①お玉や柄杓を使って、海に直接コマセ餌を撒くやり方と、
②(イラストの様に)コマセ餌を入れる小さなカゴを上か下に付けて海に投入する
やり方でコマセを海中に撒き散らします。
そのコマセに集まった魚が擬似餌を間違って食べ、ハリに引っ掛かることで釣れます。
針に餌をつける必要がないので、子供でも簡単なのが嬉しい。
サビキ釣りで釣れる魚

サビキ釣りでは、アジ、イワシ、サバ、サッパ(コハダ)、コノシロなどが釣れます。特にアジは釣り人に人気で、食べても美味しい魚です。
また、潮通しの良い場所によってはカワハギやメジナ、スズメダイなども。トゲに毒のあるアイゴやフグも釣れるので釣ってしまったら触らないよう注意してください!

サビキ釣りのシーズン・時期
アジやサバなどの魚は回遊魚と言われ、一定の場所に止まらず、ある季節または時期に、広い範囲のほぼ一定の経路を泳いで来ます。
東京湾では夏頃に回遊魚が群れで泳いでくるので、この時期はタイミングがよければ仕掛けを投入しただけで釣れる「入れ食い」状態になることもしばしば。仕掛けバリにすずなりに何匹もかかるのが面白く、食べきれないほど釣れてしまうことも。
実はこれからが狙い目?!

しかし近年、温暖化の影響で夏の海水温が上昇していて、東京湾を回遊して来る時期が遅くなり、秋口になってようやく釣れだすことも。
今年は、夏場は渋かったアジが9月下旬になってから釣果が上がっていきています。また、今年の東京湾はサバがよく本当に釣れる時期。夏よりサイズアップしているので、秋口はサビキ釣りがおすすめです。
サビキ釣りに必要なもの・仕掛け
仕掛け・コマセカゴ・餌
サビキ仕掛け

サビキ釣りに欠かせない、擬似餌のついた仕掛けは、予備をいくつか持っていくのがベスト。釣れないなと思ったら号数を変えてみたり、スキン(薄いビニールで作った擬似餌)の色を違うものにしてみるのもおすすめ。
擬餌バリの付いた仕掛けは、様々な色や号数(サイズ)が販売している。釣りたい魚の大きさによって針サイズの号数を変えよう。
狙う魚の大きさ | 針サイズ |
---|---|
10cm以下 | 3〜4号 |
10〜20cm | 4〜7号 |
20cm以上 | 7号以上 |
選ぶポイント
擬似餌であるアミエビがリアルかどうかがポイント!4号〜6号を複数個持っておくと便利。
愛用アイテム
コマセカゴ

仕掛けの上もしくは一番下につけるアミエビなどのコマセ餌を入れるカゴ。下につけるカゴは、おもりの付いた専用のものを使う。初心者はコマセを詰めやすい下付けのカゴがおすすめ。
選ぶポイント
サイズは大きい方がいいと思いがちだが、水の中での抵抗もあるのでSかMを選ぶと良い。
愛用アイテム
第一精工 コマセカゴ ワンタッチフタカゴ 釣り
Amazonベストセラーの【第一精工 ワンタッチフタカゴ】は、フタ付きなので、海の底に着く頃に「コマセ餌がほとんど空っぽ!泣」なんてこともなく安心。簡単に開け閉めでき、値段も100円前後とコスパ良し。
コマセ餌のアミエビ

冷凍ブロックタイプと、常温タイプがある。冷凍タイプは一度解凍すると保存が効かないのに対し、常温タイプは保存期限も長く常温で保管してOK。解凍するまで待たなくても良いので初心者向き。
選ぶポイント
一般的に冷凍の方が釣れると言われているが、個人的には差がない気がする。(餌よりもタイミング要素が大きい)常温のものは、開封後も保管できるのでムダもない。
冷凍はかなり臭いがキツく服や手に付くと、なかなか臭いが取れないので注意。
愛用アイテム
Amazonベストセラーの【MARUKYU アミ姫 キララ】は、フルーティーな香りが付いていて冷凍タイプと比べ臭いがほとんど気にならない。チューブなので手を汚さずコマセカゴに入れれるのも嬉しい!
キララは集魚効果があるキラキラ入りなので釣果UPが期待できる。
これだけでOK!サビキ釣りセットが便利
初心者で、まだ道具をほとんど揃えてない人は、必要な道具や仕掛けが全てセットになったものを選ぶと便利。子供が急に釣りしたいと言い出しても、これさえ買っておけば安心。
【つり具TEN サビキ釣り完全釣り8点セット】
仕掛けや竿はもちろん、釣りに必要なハサミやバケツ、動画解説付入門ガイドブックも同梱。人気のアミ姫付きが嬉しい。
①堤防釣り竿 全長 1.8m 重さ93g 仕舞寸法 44cm オモリ負荷 5~20号
②リール 堤防用小型リール ナイロンライン3号糸巻き済み
③サビキ釣り仕掛けセット サビキ仕掛け3枚 コマセカゴ1個 ハサミ ミニタオル ビニール袋
④ちょい投げ仕掛けセット ちょい投げ仕掛け 天秤8号 疑似餌(パワーイソメ)
⑤水汲みバケツ ×1個
⑥魚つかみはさみ
⑦コマセエサ アミ姫 1個
⑧釣り入門ガイドブック1冊
サビキ釣りの手順



魚が掛かった時のブルッてゆう振動がたまらない!
釣れない!?これだけで差がつくサビキ釣りのコツ
そっと投入する
カゴにコマセを詰めたら、ゆっくりと海面へ投入する。「ボチャン」と入れてしまったら、せっかく集まってきた魚が逃げてしまうので気をつけて!
釣り糸がドバっと出てしまわないように、道糸を指で押さえながら少しづつ投入するか、(ストッパーを切替え)ハンドルを逆回転させてそっと投入するのがポイント。
竿は振りすぎない
ずっと竿を振ってコマセカゴを上下に動かした状態だと、コマセ餌は撒き散らされますが、魚はびっくりして逃げていくことも。一度動かしたら、30秒〜数分ほどあたりを待ってみましょう。
上下色んな層を狙ってみる
表層、中層、低層と釣り仕掛けを垂らす高さを変えて、色んな層を狙ってみましょう。周りは釣れてるのに自分は釣れていない!という時は、狙っている層が違うということがよくあります。
針の号数を変えてみる
周りに小魚しかいないのに、無駄に大きい号数の針を使っていたら、釣れるものも釣れません。周辺のサビキ釣りで釣れている人を見たら、魚のサイズを聞いてみましょう。
欲張って大きめの号数を使うよりも、狙っている魚のサイズに合わせた号数を試してみてくださいね。
サビキ釣りが楽しめる関東の海釣り公園
東京都の釣り場ではコマセ餌を使用した撒き餌釣りが禁止に。サビキ釣りを楽しみたい方は、千葉や神奈川県などの釣り場に行くのがいいでしょう。
(トリックサビキ釣りは餌を撒き散らさないので東京都でもOKという認識でやっている人もいますがグレーという意見も)

いかがでしたか。週末は、家族や友達とカジュアルにサビキ釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
関東釣り場ガイド-かるつり-では、市区町村のエリアで釣り場が検索できます。BBQやキャンプができる釣り場も掲載。ぜひ探してみてください。